【僕が医者になるまでの道のり⑦】医者にも就活があります・後編
こんにちは、堀田です。
前回の「僕が医者になるまでの道のり⑥」の続きです。
当時ほとんどの医師は、今と違って卒業と同時に専攻科目を選択することになっていました。
僕は専攻科目を決めきれなかったので、卒業後は臨床研修システムがある地元の病院に申し込むことにしました。
研修病院リストの中から実家近くの病院をいくつかピックアップし、見学に行ったところ、
初めて見学に行った病院で、なんと風邪をひいたという高校時代の同級生が、患者さんとして来院したのです!
気まずく感じた僕は奥に逃げ込み、
「技術がない研修医の時に知り合いの人を担当して、失敗して悪い噂が広がるとまずいなぁ。」
とネガティブな妄想が膨らみ、
「実家から近すぎる病院はやめておこう!」
という結論に至りました。
そんなわけで結局僕は、臨床研修システムに詳しい友人の勧めに従い、
友人と同じK病院という研修病院に申し込みました。
決め手は、
・研修担当の先生が優しそう
・先輩医師が遊び好きな人がたくさんいて、アフター研修が充実している
・正式な就職後の給料とボーナスが良かった
など、単に研修後条件の良さでした。
最終的にK病院は定員オーバーにならなかったので、試験をすることなく研修させてもらえることになりました。
これで残すところは、卒業試験と国家試験です。
「僕が医者になるまでの道のり⑧」につづく