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3:特殊型リンパ療法

特殊型リンパ球療法は、基本的なリンパ球(NK細胞、NKT細胞、キラーT細胞(CTL)、ヘルパーT細胞)のバランスを整えると共に、培養法に工夫を加え、特にNK細胞とキラーT細胞が多くなるように増殖させて、攻撃力をより強化しています。また、がん細胞を攻撃する酵素(パーフォリン・グランザイム)が増える処理を行うことで効果を高めることが期待できます。

強い抗がん作用を必要としている、抗がん剤の効き目が悪くなっている、放射線では根治が難しいとされている場合などに適しています。
他の免疫細胞療法では、なかなか効果が出せない骨転移に対する治療も可能になりました。

 

自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用に関する事項について

本療法は患者さま自身の免疫細胞と免疫システムを利用するため、副作用はほとんどありません。しかし、治療から数時間後に発熱や、注射した部位に発赤がみられることがあります。これは投与した免疫細胞が患者さまの体内で活性化していることが原因と考えられ、通常、発熱は解熱剤により、数時間で平常に戻ります。

また、種々の原因から稀に、下記の症状が起きることもあります。
・皮膚の症状(全身):蕁麻疹、かゆみ、赤み 
・粘膜の症状:口腔内やまぶたが腫れる
・呼吸器系の症状:息切れ、咳、呼吸困難 
・その他:血圧低下、失禁、失神(倒れる)など

免疫細胞治療と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法については、現時点ではその安全性・有効性は確立しておりません。また、国内の医療機関において、抗PD-1抗体(ニボルマブ)投与後に免疫細胞治療を施行したケースで、治療との関連性は明らかではないものの死亡例が報告されており、厚生労働省から併用療法に対する注意喚起が出されています。
当院では、他の医療機関で標準治療として免疫チェックポイント阻害薬治療を行っている患者さまには厚生労働省の注意喚起をふまえて、免疫細胞治療との併用の当否をご提案します。

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