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1:活性化自己リンパ球療法

活性化自己リンパ球療法は、活性化されたTリンパ球群を約2週間で多量に培養して投与する免疫細胞療法です。
Tリンパ球の中でも直接がん細胞を攻撃するキラーT細胞(CTL)だけでなく、体内の免疫機能の活性化を手助けするヘルパーT細胞も投与されますので、患者さんの免疫力の底上げができます。これにより、日々の生活の質が改善され抗がん剤や放射線療法の効果を高め、副作用を軽減する効果も期待できます。活性化リンパ球療法は、1回の採血が約50mLですが、1回の採血で2~6回の治療ができるため、結果として患者さんの負担は少なくてすみます。
手術や抗がん剤、放射線治療前の体力がある時に採血して、各治療の影響で自己免疫力が低下している時に体に戻すことで免疫力を補充し、がん細胞への攻撃を助けます。

効果については臨床試験を実施し、有効性の確認が行われています。
この結果は、英国医学雑誌「Lance」※ に掲載され、世界の医学会にて認められました。

※医学論文 ランセット(英文)
Tadatoshi Takayama, Teruaki Sekine, et al Adoptive immunotherapy to lower postsurgical recurrence rates of hepatocellar carcinoma: a randomized trial. Lancet 2000; 802-07

 

自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用に関する事項について

本療法は、抗がん剤のような辛い副作用はなく、外来通院で安全に受けていただける治療です。投与後、37℃〜37.5℃程度の発熱が一部の患者様にみられますが、翌日にはほとんど解熱します。論文的には、発熱 13.5%、頭痛 1.4%、吐き気 1.1%と報告されています。

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