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院長メッセージ

形成外科医として全身やけどの治療を担当していた頃は、患者さんの苦痛を少しでも取り除くため日々試行錯誤を繰り返していました。
しかし、重度のやけどをした患者さんの原因は様々で症状を改善しても根底にある虐待や認知症、自殺など原因を治さないといけないことに気付きました。
また、大学病院での癌の手術を担当していた時は昼夜休みなく手術を行い一人の患者さんに多くのスタッフが関わって治療していました。しかし、拡大手術をしても再発、転移が繰り返される現実を目の当たりにして無力感を超えて医師の自信をも失ってしまいました。

その後転勤となり床ずれの患者さんの治療に没頭しました。ところが手術で完治しても原因が解決されてない為退院しても2週間で再発し再入院してくるのです。
「原因」を知ることで「予防」が可能になり「治癒」に導くことができ、どんなに弱った患者さんも床ずれの原因から治せば再発することはありませんでした。
この時に作った「床ずれ治療実践法のプログラム」はほぼ100%の病院で導入され、私は講演のために全国を回ることになったのです。
癌治療においても手術で目に見える腫瘍(雑草)を切除しても病気を患った根本的な原因(根)を改善することが出来なければ再発するのではないかと気付きました。
この時自分の目指すべき方向が明確になったのです。

統合医療との出会い

色々な成果をあげている人に会いたいという気持ちが生まれ東洋医学、統合医療、免疫治療の先生に会う機会を得ました。
そして1冊の本の出会いで私はアメリカのアンドルー・ワイル博士のもとで統合医療の基礎を学ぶことになったのです。全てが驚きと気付きの連続でした。
特に心に刻み込まれたのは「医者は患者を治しすぎてはいけない」という教えでした。「医療で病気を100%治すことは正しいように思えるが裏返してみれば人が本来持っている自己治癒力をかえって見落としてしまっていることさえある。そして、自力でなおってない病気は再発する可能性がある」ということです。

私達のクリニックではコミュニケーションを大切にしています。スタッフ間ではもちろん、患者さん、ご家族とのコミュニケーションが深まることでお互いを理解し信頼が生まれるのです。わからない ということは敵対心や恐怖心に変わります。
聞いてみよう質問してみようと素直に感じていただける雰囲気・空気が患者さんの持つ自己治癒力を最大限に引き出せるための入口なのです。
まずはクリニックに足を運んでみてください。


外科医となり、ほとんどの時間を病院で過ごし、多くのがんの手術を経験してきました。そんなある日東海地方で最も小さい早期胃がんが発見されました。当時、学会で発表されるほど珍しいサイズで周到な準備と完璧な手術、厳密な病理検査が行われました。患者さんは言うまでもなく経過は順調で無事に退院されました。
ところがどこで聞き間違えたのか、「私は余命3ヵ月でもう助からないことを知っています。」と信じて生きることを諦めてしまったのです。
驚いたことに翌月の受診時には全身に癌が転移し抗癌剤治療の効果もなく残念ながら患者さんの言葉通りに3ヵ月で他界されたのです。私は助かるはずの命が救えなかった無力感にさいなまれたのでした。


ある時ご高齢の患者さんが顔のホクロの相談で受診されました。既往歴を聞くと10年前に肺がんを患ったそうです。抗癌剤も放射線治療も効果が期待できない進行がんで、とても危険な手術を選ばざるを得なかったそうです。手術は成功し喜んだのもつかの間すぐに多発転移が発覚してしまいます。患者さんはもう治らないとの説明に怒って帰られましたが10年経っても何ともなっかったそうです。
癌を克服するためには「心が7割、体が3割」といわれています。
早期発見でも安心してはいけない、末期でもあきらめてはいけない。この2つの症例が「心の大切さ」を考えるきっかけになったのです。

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